目次
アクリル板とは
今回は「アクリル板のUVカット効果」についてお話します。
では、アクリル板のUVカット効果についてお話する前に、まずはそもそもアクリル板とはどういう素材なのか、というところをご説明したいと思います。
最初に「アクリル板」という名前ですが、これは一般的な呼称であり、
略号は「PMMA」、正式名称としては「ポリメチルメタクリレート樹脂(ポリメタクリル酸メチル樹脂)」という名前です。
アクリルとは、名前にも含まれている、”メタクリル酸エステル”または”アクリル酸エステル”の重合体で、非晶質の合成樹脂の一つです。
また、特に透明度が高いと知られているポリメタクリル酸メチル樹脂で作られているものは、アクリルガラスとも呼ばれます。
カタカナがいっぱい出てきて難しく聞こえるかもしれませんが、イメージして頂きやすいものでいうとここ最近では、飛沫防止パーテーションではないでしょうか。
塩ビなどのアクリル以外の素材で出来ているものもありますが、飛沫防止パーテーションの多くはアクリル板から作られています。
アクリル板の特徴としては、「高い透明度」、「優れた耐候性・耐久性・耐衝撃性」、「優れた加工性」などがあげられます。
アクリル板のUVカット効果
では、ここからは「アクリル板にUVカット効果があるのか」という点についてお話していきたいと思います。
アクリル自体にUVカット効果がある!?
冒頭でもアクリル板の特徴について簡単にご説明しましたが、
アクリル板は室内紫外線カット率約90%いう特徴もあります。
これは一般的なアクリル板の数値で、そもそも高い室内紫外線カット率がアクリル自体の性質上備わっていると言えます。
UVカット性能を強化した商品もある
上記でご説明したように、一般的なアクリル板でも9割程のカット率がありますが、その紫外線カットの能力に特化したUVカットアクリル板というものもあります。
アクリルデポでの取扱商品をご紹介したいと思います。
板の厚みは2mm、3mm、5mm、
サイズは、1120mm×1380mm、920mm×1850mm、1020mm×2030mmです。
紫外線カットアクリル板(キャスト)のご購入はこちら☝
一般的なアクリル板との違い
では具体的に一般的なアクリル板とはどのような違いがあるのでしょうか。
まずは、もちろん「紫外線カット率」です。
上記でも述べたように、一般的なアクリル板の室内紫外線カット率が約90%に対して、UVカットのアクリル板は室内紫外線カット率が約97~98%になります。
比較材料までに、例えばガラスの室内紫外線カット率は約30%です。
ガラスなどと比べると、一般的なアクリル板でも十分なカット率がありますが、UVカットのアクリル板はさらに紫外線カット能力の部分を高めたものになります。
次に「色」の違いです。
一般的なアクリル板に比べ、UVカットタイプのアクリル板は、紫外線カットの成分により極わずかではありますが黄色味がかった色になります。
しかしこの色の違いに関しては個人の感じ方の違いもあるかとは思いますが、一般的なアクリル板とUVカットアクリル板とを並べて比べると分かるか分からないか程度の違いかと思います。
次に「価格」です。
一般的なアクリル板に比べると、UVカットに強化して作られている分、やはりお値段も上がってしまいます。
このように大きな違いとしては上記3点があげられ、基本的な性質についてはUVカットのアクリル板も一般的なアクリル板と変わりはありません。
UVカット性能ならではの用途
一般的なアクリル板とUVカットアクリル板のカット率約8%の差で、どちらのタイプを選ぶかはお客様の感覚と、使用用途によるかと思います。
もちろんどのような使用用途においても、UVアクリル板によって完全に紫外線を防ぎ、ものの劣化などを100%防ぐことはできません。
あくまで一つの手段として使用することをおすすめします。
ここからはアクリルデポがおすすめする、UVカットタイプのアクリル板を使用したアイテムをご紹介したいと思います。
UVカットアクリル板のご購入をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみて下さい!
フォトフレーム
まずご紹介するのは「フォトフレーム」です。
フォトフレームにはお気に入りの写真や、大切な記念日の写真を飾り、できる限りきれいに保ちたいと思いますよね。
そんな時にUVカットのアクリル板を使用するのがおすすめです。
すでにお持ちのフォトフレームの透明カバー部分をUVカットのアクリル板に変えることで、紫外線による日焼けなどの劣化を軽減させることができます。
また、フォトフレームも自体も最近では様々なデザインや素材のものがあり、アクリル素材のフォトフレームも主流になってきています。
シンプルなデザインのものやレーザー彫刻でデザインが施されたタイプなどがあり、オリジナルのデザインも作りやすいです。
大切なお写真を少しでも長くきれいに飾り続ける一つの方法として、UVカットのアクリル板を使用したアクリルフォトフレームもおすすめです。
フィギュアケース
次は「フィギュアケース」です。
フィギュアも最近では高価なものも多いため、少しでも劣化などを防ぐようにケースもこだわったものを選ぶ方も増えています。
その一つとして、フィギュアケースにUVカットのアクリル板が使用されることが多いです。
写真などと同様にフィギュアなども紫外線によって色褪せなどの劣化が起こってしまいます。それを防ぐために、UVカット仕様のケースが作られています。
また先程もお伝えしたように、基本的なアクリルの性質は一般的なものと変わらないため、UVアクリルを使用してもレーザー彫刻加工などで文字入れ等も可能です。
まとめ
今回はアクリル板のUVカット効果についてお話ししてきました。
この記事がUVカットのアクリル板についてご興味のある方や、購入をご検討中の方などにも参考になれば幸いです。
アクリルのことならアクリルデポにお任せください
アクリルと言っても、今回ご紹介したUVカットタイプをはじめその他さまざまな種類のアクリルがあります。
またそれぞれに、板厚・サイズ・色の種類が多数あり、どの板が使用用途に合っているのか、など迷ってしまうこともあるかと思います。
そんな時にはぜひアクリルデポにお問い合せ下さい!
アクリルデポなら豊富な品揃えで、素材選びからデザインのご相談まで、お客様一人ひとりに合わせたご提案をさせて頂きます!
板の販売はもちろん、オーダーカット、オーダーメイド加工まで承っております!
お問い合せ、お見積りも無料で随時承っております!
メールフォームやお電話、FAXからお問合せ頂けます。
メールフォームは各種ファイル(PDF、AI、PSD)も添付できますので、データ等がある場合はあわせてお送りください。