目次
アクリルとは
数あるプラスチック素材の内のひとつである「アクリル」
ーQ、いったい「アクリル」は何からできてるのでしょうか?
A、アクリルとは、名前にも含まれている、”メタクリル酸エステル”または”アクリル酸エステル”の重合体で、非晶質の合成樹脂の一つです。
原料は一般的に石油から作られているので、根本を辿れば「アクリル」は「石油」からできています。
「押出板」と「キャスト板」の2種類に分類され、それぞれ製法が異なります。
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【押出板】
粘土状のアクリル樹脂をローラーで押出して製造されます。
分子量が粗いため、切断した場合粘りやすいので板のまま使用するのに最適です。
キャスト板に比べて値段が安く、熱成型しやすいです。
板の厚みも一定し、板の厚み交差±0.2ミリ以内は、アクリルケース接着加工に適しています。
簡単な穴開け、切削、折り曲げ等に、適しています。
耐薬品性に弱いです。
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【キャスト板】
2枚のガラスの間にアクリル樹脂を流し込み、硬化させて製造されます。
分子量が細かいため、接着などの場合溶剤に溶けにくいです。
押出板に比べ硬く、機械加工に適しており、値段は少し高価になります。
大判サイズ・板厚の厚い板はキャスト板しかなく、アクリルの表面にレーザー彫刻・切削加工を施す場合に最適です。
アクリルカラー板は、ほとんどキャスト板です。
押出板に比べて板の厚み交差が大きいです。
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また、「アクリル」は「プラスチック素材」のひとつと述べましたが、「プラスチック」について深堀していくと
「プラスチック」とは「可塑性(個体に外から力を加えたときに変形させることができ、その後力を加え続けなくても元の形に戻らない性質)」があり、加熱によって軟化し成形できる有機高分子物質の総称を意味します。そして、「プラスチック」の中でも「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」の2つに分類されており、「アクリル」は「熱可塑性樹脂」に該当します。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
アクリルの特徴
アクリルの特徴といえば、「透明度の高さ」です。
絵画の額縁の保護シートとして使われていたり、美術館の作品の観賞用ショーケースとして使われる程です。
身近なところで言うと、フィギュアケースやアクリルパーテーションなどに使われています。
「透明度の高さ」の他に特徴を3つ紹介します。
加工性に優れている
まずは加工性についてです。
アクリルは加工性について、プラスチック素材「塩ビ」「ポリカーボネート」と比較してみました。
アクリル | 塩ビ | ポリカーボネート | |
カット | 〇 | 〇 | 〇 |
切削加工 (削りだし) |
〇 | 〇 | 〇 |
溶接・接着 | 〇 | 〇 | × |
曲げ加工 | 〇 | 〇 | △ |
成形 | 〇 | 〇 | △ |
レーザー加工 | 〇 | × | × |
穴アケ | 〇 | 〇 | 〇 |
ミガキ | 〇 | × | × |
こちらの表からも分かるとおり、アクリル板は加工性が高いのでさまざまな形になり、いろいろな場所で活躍している素材なのです。
強度
つぎに強度についてです。
アクリル板とガラス板の強度について比較すると
アクリルの強度はガラスの10~16倍です。
ガラス製品は落下するとだいたい割れてしまいますよね…
安全面を考慮すると、ガラスは手軽に扱えないという方も多いのではないでしょうか。
そういう時はガラスと同等の透明感がありながらも、軽くて割れにくいアクリル板をおすすめします。
ただし、アクリル板は傷が付きやすいという性質があるのでご使用用途に合った素材選びが必要となります。
軽い
最後に重量についてです。
「アクリル」「塩ビ」「ポリカーボネート」「ガラス」を比較してみました。
アクリル | 塩ビ | ポリカーボネート | ガラス | |
重さ 板厚3mm 900mm×1800mmの場合 |
5.8kg | 6.8kg | 5.8kg | 12.1kg |
プラスチック素材の中でも軽い分類に入りますし、ガラスの半分以下の重さです。
軽いので持ち運びしやすい素材です。
アクリル樹脂とは
アクリル板のもととなっている「アクリル樹脂」について説明します。
「アクリル酸エステル」または「メタクリル酸エステル」の重合体(二つ以上の単量体が重合してできた化合物)で、透明性の高い非晶質の合成樹脂にあたります。
特にポリメタクリル酸メチル樹脂(Polymethyl methacrylate 略称:PMMA)から成るものは「アクリルガラス」とも呼ばれています。
熱可塑性で複雑な形状に加工することが可能なので、光学材料の素材としても使用されています。
非晶質プラスチックで80~100°C程度、熱成型は通常260℃程度で変形し始めます。
アクリルの使用例
ここまでアクリルとは何か、というところからアクリルの特徴まで詳しくご説明してきました。
ここからは実際にアクリルでどのような加工ができるのか、アクリルがどのようなところで使われているのかをご紹介していきたいと思います。
アクリル製表札
アクリル板を切り抜き接着するタイプ(写真左)や、アクリル板にレーザー彫刻で名前を刻印するタイプ(写真右)など、
色やデザインを変えてお好みのデザインで表札を作ることができます。
お家を訪れる際に一番に目につく表札なのでこだわりたい方にはアクリル製をおすすめします✧
表札についてのコラムはこちらからご覧頂けます!↓
水槽
みなさんも一度は行ったことがあるであろう水族館。
多くの水族館にはたくさんの魚が泳いでいる巨大な水槽があるかと思います。
実はその巨大な水槽もアクリルで作られています。
その巨大水槽に使用されているようなアクリルの厚みはおよそ60cm程にもなり、私たちが普段目にするようなパーテーションやフォトフレームなどの薄いアクリルからは想像がつかないような分厚いアクリル板が使用されています。
アクリルの透明度の高さ、強度と耐久性、そして加工のしやすさという点からこのような水槽にも重用されています。
※アクリルデポでは破損等の恐れがあるため水槽としてご使用される場合のアクリル加工は承っておりません。
アクリルでの水槽加工をご希望の場合は専門業者様にお問い合せ下さい。
車のヘッドライト
私たちの日常でも身近な存在の自動車、そのヘッドライトのカバーにもアクリルが使用されています。
こちらも水槽の場合と同じく、アクリルの透明度の高さや強度、耐候性、耐久性が理由で用いられています。
またヘッドライトのような湾曲した形は成形加工によるもので、アクリルの柔軟な加工性が選ばれている理由でもあります。
※成型加工の場合は型製作が必要となり、ご料金が高くなります。またデータのご支給が必要となります。
まとめ
本記事では、「アクリル板」についてご紹介してきました。
少しでも参考になれば幸いです❀
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