目次
アクリル板の穴あけに必要なモノ
今回はアクリル板の「穴あけ加工」についてご紹介したいと思います。
穴加工業者に依頼せずに、一般の方がアクリル板の穴あけ加工をする場合の、必要な道具や手順、注意点などを詳しくご説明していきます。
アクリル板の加工にご興味のある方必見です♪
まずは必要な道具をご紹介したいと思います。
電動ドライバー
一つ目は、「電動ドライバー」です。
一般的に専門の加工業者がアクリル板の穴あけを行う場合は、ボール盤といった加工機を使用しますが、一般の方がこの機械を購入するのは難しいかと思います。
DIYなどで穴あけ加工を行う場合は、「電動ドライバー(電動インパクトドライバー)」を使用します。
最近ではDIYも一般的になり、電動ドライバーをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
さまざまなタイプがありますが、相場としては大体10,000円前後~くらいです。
ちなみにボール盤はこのような機械です
↓↓↓↓↓↓↓↓
ドリルビット
次に「ドリルビット=ドリルの刃」を用意します。
素材によって専用のドリルが売られています。
アクリル専用ドリルビット
おすすめはアクリル板専用のドリルビットです。
アクリル板の穴あけ加工に適した形の刃をしているため、特に初めて加工をされる方などは、専用のドリルビットを準備して頂くことをおすすめします。
金属・木工用ドリルビット
金属・木工用のドリルビットというものも販売されていますが、こちらのタイプをアクリル板に使用することはお勧めできません。
こちらに関しては下記でも詳しくご説明しますが、金属・木工用ドリルビットをアクリル板に使用する場合は、事前に刃先を加工する必要があります。
当て木・当て板
穴を開ける時にアクリル板が割れやすいため、当て木や当て板(例:塩ビ)を用意します。
保護メガネ
削りカスが飛んでしまうため、保護メガネを着用しましょう。
穴をあける前に知っておくべき重要ポイント
では実際に穴をあける前に知っておきたいポイントや注意点をご紹介します。
金属・木工用ドリルビットはそのまま使用すると危険
プラスチックに穴あけをする際は、金属・木工用ドリルビットをそのまま使用すると板が割れてしまう恐れがあります。
下記のように工夫する必要があります。
刃先をアクリル用に加工する
一度刃先を砥石などで潰して平らに加工します。
ただし専用のドリルビットが販売されているのでそちらの購入をおすすめします。
ドリルは低速回転で使用
ドリルは低速回転で使用します。高速で使用すると、穴あけ箇所が焼けて、穴の大きさが変わってしまったり、穴あけ箇所から割れてしまうことがあるためです。
力を入れすぎず優しくゆっくり削る
ドリルは低速回転で使用し、且つ、板に穴あけをする時にはドリルの刃を力を入れずにゆっくり入れることがポイントです。
これも力を入れすぎたりすると、穴の箇所が焼けて穴が広がってしまったり、板が割れてしまうことがあります。
アクリル板に穴をあける手順
ここからはアクリル板に穴をあける際の具体的な手順をご説明していきたいと思います。
電動ドライバーにドリルビットを装着する
まずは電動ドライバーに、ドリルビットを装着します。
上記でもお伝えしたように、アクリル板専用のドリルビットを使用することをおすすめします。
当て板を敷きその上にアクリル板を置く
次に当て木・当て板を敷き、穴あけ加工したいアクリル板を置きます。
ドリルを真っ直ぐ押し当て穴を削る
加工業者が使用するボール盤などは問題ないですが、DIYなどで使用するハンディタイプの電動インパクトドライバーを使用する際には、板に対して垂直になるようにドリルの刃を入れるようにします。刃を入れるのが斜めになったりすると、穴が大きくなってしまいます。
よくあるお悩みとその原因・対策
アクリル板に穴あけ加工をする際のみなさんからのお悩みポイントについて、原因と対策方法をご説明していきたいと思います。
【お悩み①】穴が崩れてしまい精度がブレる
まず一つ目は、穴が崩れてしまいきれいに穴が開かないといったお悩みです。
【原因】ドリルの摩擦で穴の内側が溶けている
先にも触れたとおりドリルを高速回転で使用すると、穴あけ箇所が焼けてしまいます。
【対策】ドリルは低速回転で・切削油を給油しながら加工する
ドリルは低速回転で、力を入れすぎずゆっくり穴あけすることがポイントです。
それでも摩擦で焼き付いてしまうようであれば、切削油などを塗布しながら加工をすることをおすすめします。
【お悩み②】ひび割れや欠けが起きてしまう
次は穴あけ箇所にひび割れやかけが起きてしまうといったお悩みです。
【原因】力をかけすぎている・ドリルビットが合っていない
上記で述べたように、穴あけの際に力を入れすぎたり、専用のドリルビットを使用していないと、アクリル板がひび割れたり、欠けてしまいます。
【対策】適切なドリルビットを使用し、穴をあける際はドリルで押さえつけない
ご紹介したように、ドリルの刃はアクリル専用のドリルビットを使用し、穴をあける際は板に力を入れすぎないようにすることがポイントです。
【お悩み③】電動ドライバーでは不可能な大きな穴を開けたい
最後は、アクリル専用のドリルビットでは開けられない大きな穴を開けたい、といったお悩みです。
ここまでご紹介してきたタイプのドリルビットでは加工できる穴の大きさに限界があります。
【対策】業者に依頼するか、ホルソーを使用する
大きな穴をあけたい場合などは、専門の加工業者に依頼するか、ホルソーと呼ばれるドリルビットを使用することで加工が可能です。
業者に依頼すると、レーザー加工機やルーター加工機を使用してきれいに穴をあけることができます。これらはデータや型をもとに希望の大きさにカットします。
自分で加工をする場合は、ホームセンターなどで販売されている「ホルソー」と呼ばれる穴をあけるドリルビットを使用し、電動ドライバーに装着して加工することができます。こちらのホルソーも、プラスチック専用のものがあります。ホルソーの大きさによって、穴の大きさを変えることができます。
ホルソーはこちら↓↓↓
アクリルデポの穴あけ加工事例集
ここからはアクリルデポで穴あけ加工をした例をご紹介していきたいと思います。
小さい穴をあけたり、ドーナツ型のように大きな穴をくり抜くなど、さまざまなタイプの加工があります。
穴あけ事例
【失敗例】
ひび割れや欠けが起きてしまった例↓
ドリルの刃が真っ直ぐ入らず穴が斜めに開いてしまった例↓
【成功例】
ボール盤で穴を開けたもの↓
レーザー加工機で穴を開けたもの↓
レーザー加工機で、ドリルやボール盤では開けられなかった大きな穴を開けたもの↓
レーザー加工機でドーナツ型にカットしたもの↓
穴あけ加工を使用した製作事例
実際に穴あけ加工をした加工品の製作事例をご紹介します。
・箸置き
こちらはカラーアクリル板貼り合わせて製作したオリジナルの箸置きです。
三角形の中に丸と丸を組み合わせた八の字型に穴を開けて、お箸置けるようにデザインしました。
・歯ブラシ立て
こちらは透明と乳半色のアクリル板を交互に貼り合わせて製作したブロック型の歯ブラシ立てです。
正方形の真ん中に、歯ブラシが差し込めるくらいの穴を開けています。
レーザー加工機でカットをすれば、穴の内側もきれいにカットすることができます。
アクリルデポならプロによるオーダーメイド加工が可能です!
ここまでアクリル板の様々な加工方法についてご紹介してきました。
ご覧頂いたように、アクリル板はプラスチック板の中でも加工がしやすい素材であることが分かりました。
しかし、ご説明した通り、実際に自分でアクリル板の加工までを行うとなると、
それぞれの工具を準備したり、加工の際も様々な注意点をふまえて作業しなければなりません。
せっかく自分だけのオリジナルのものや、理想のサイズや形のものを作ろうと思っていても、
これではお金もかかる上に、時間や手間がかかってしまいます…
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アクリルデポをぜひご利用下さい!!
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アクリル板はもちろん、塩ビ板やポリカーボネート板などそのほか様々なプラスチック素材を取り揃えています!
また、DIYの際に必要な、アクリルカッターや接着剤などの工具類もアクリルデポでご購入いただけます♪
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